一見すぐれているように見える案を一挙にまとめて捨てる

アイデアは湯水のごとく!?

昔からいいアイデアは、「馬の上、厠の上、枕の上」で思いつくという。

たしかにアイデアは机の前で「うーむ」と唸っていても出てこない。

なので、私はいつでも何か着想があると、音声に録音したり、ビデオを撮るくせがある。

つまりは貧乏性か。

しかし、「これって革新的だ」と独善的に思ったアイデアたちを再生して再検討することはまずない。iphoneの中にたまって、「おれはアイデアをたくさん持っている」と小さな自己満足に陥るだけだ。


アイデアがゴミ箱の中でオーバーフローしていないか

ところで、自分が「いいな」と思ったアイデアに妥当性があるとか、ニーズがあるかというと、実はそうでもない。

もちろんしっかり煮詰めれば何らかの形になって日の目をみることもあるだろう。しかし、実際にはそんなこともせず、ときおりその記憶を引っ張り出してきて、会議でしたり顔で発言してみたり、関連書籍などを集めて、そんまんま本棚の中で埋もれていくのが関の山だ。


「一見すればどれも優れているようにみえるたくさんの案をまとめて思い切って捨てる」


『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』(光文社)の著者・山口周さんの言葉だ。彼の前著『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動』もおもしろかった。

企画はいろいろ思いつく。そして企画はいろいろな人からももたらされる。企画について話し合うことは、なんといっても極上の楽しみ。それが楽しくて、この仕事をしているといってもいい。
それをなんとかしようとして悪あがきする、ゴリ押しする、ときには誰かにぶち上げる。

しかし、そんな風に大騒ぎした企画が実現するには遠い道のりがある、もちろん。そしてそれは実現しないことも多い。


アイデアなんで誰でもある。それを具現化する忍耐強い努力が最も大事だ・・・とわかっているはずなのに・・・。

山口さんは上記の言葉に添えて、ステーブ・ジョブズの言葉をつないでいる。


「なにをしないのか決めるのは、なにをするかを決めるのと同じくらい大事だ。会社についてもそうだし、製品についてもそうだ」


耳が痛い。

もともと好奇心は強いほうだ。なんにでも首を突っ込む。首を突っ込めば、夢中になって取り組む・・・それはそうだが、とにかく楽しいことが多すぎで、正直、「とっちちらかる」。

この「とっちらかり」が思考にブレとハレーションを与える。「とっちらかり」はしょせん、ゴールに対するプロセスの一状態でしかない。成果物ではない。単なる脳の「お祭りである」。


いいと思っても、優先順位の低いことには手を出してはならない。


とっちらかった結果、制作物にムラや品質の低下があってはならない。いまいちど、ふんどしを締め直す時期がきている。


TIDY (Web制作 / ECサイト構築 / 編集 / 執筆 / 動画制作 / SNS運用 / ブロモーション)

TIDY(タイディ)とは、「整理された」「こざっぱりした」などの意味。 私たちは、混沌の中から、法則性を見いだし、きれいに整える作業をミッションとしています。 雑誌・書籍の編集、ライティング、デザイン、webサイトの運用、ECサイトの構築、動画の編集、web媒体を使ったプロモーションなどを得意とします。 「お試しプラン」や「プロトタイプ」「モックアップ」の制作も承ります。お気軽にどうぞ。

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